福岡トランス株式会社様は創業70年を超える「総合物流会社」として、 陸・海・空の様々な輸送モードを組み合わせて、 日本と世界との貿易を当社ただ1社=ワンストップで行う企業です。
今回、コピーライティングと、所有されている輸送トラック全てのの外装デザインリニューアルを手がけました。
今回はこのデザインが完成するまでの手順もご紹介しています。
01.まずはキャッチコピーの作成から
トラック外装デザインを考えるにあたり、企業としての強みや特徴を印象付けるキャッチコピー作成から着手しました。
テクノロジーの発達によって多様化していく物流業界において、先の変化を見越してシステムや環境を整備されている福岡トランス様。総合物流企業として、日本、そして世界の物流貿易をワンストップで行い、物流方式に縛られずシームレスでしなやかな業務体制を確立されていると感じました。
そこに着目し、“SEAMLESS CONNECTION PLATFORM”という簡潔かつ、強みをピンポイントで表現するキャッチコピーが誕生。
このコピーを軸にして、トラックに施すビジュアルを生み出していきました。
02.コンセプトを変えたデザインバリエーションを提案
事前のヒアリングと、作成したキャッチコピーを軸にデザインを制作。
ビジュアルとしてシンプルなものから、写真を使用したものなど、4種のデザインバリエーションを提案しました。4種ともモックアップとともにお見せして、実際に車体へラッピングした状態がイメージしやすいようにしています。
4種の提案デザインを元に作成したモックアップ画像
03.デザインの絞り込みと修正・検証
提案したデザインの中からひとつが絞り込まれました。
ここからデザイン内に使用している画像やロゴのレイアウトなど、細かく修正が入っていきます。
動画でのデザイン検証
デザインの方向性が決まった後は細かくチェックを行なっていきます。
今回採用となったデザインは、トラックコンテナの面をまたいでキャッチコピーをレイアウトしたものです。立体としての見え方をコンセプトにしたデザインということもあり、3Dモデルで実際に走行している際の見栄えを動画でシミュレーションしました。
04.デザイン決定
上記のデザインから数回の修正を経てデザインをブラッシュアップし完成です。
アイデンティティともいえる「ワンスストップでシームレスな物流システム」を、立体物ならではのコンテナの面をまたぐ、つなぎ目のないレイアウトで表現しています。また、背景のイメージも初稿の提案デザインから修正し、国際物流を担う企業としてふさわしいダイナミックな地球の写真へ変更しました。
制作したデータを入稿用に加工する作業を行なった後、カーラッピング業者様の施工を経て完成です。
デザイン決定稿
フォトギャラリー
実際の車体写真です。